【梅田店】11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店「防災士になりました!」③ 外出中に被災して帰宅困難になったら

梅田店11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店店主の岡田です。

先日の千葉県北西部を震源地とする地震の被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

梅田店では直接地震の影響はありませんでしたが、もしその時刻に梅田で地震が起こり、私が梅田に居て被災して帰宅困難になったらどうしただろうかと考えてみると不安になってきました。

ume帰宅01北区防災マップ.jpg(※画像クリックで大阪市各区の防災マップ一覧に移動します)

そこで今回は、前回の予告から変更して、外出先で被災して帰宅困難になった場合についてお伝えさせていただきます。

公共交通機関の運行が停止した場合、ハンズ梅田店がある大阪市では 「むやみに移動を開始しない」 事を推奨しています。

ume帰宅2 一時帰宅の抑制.jpg

先日の千葉県西部の地震のように22時41分に私が勤務先の梅田で被災し、電車が止まってしまったらどうしたかを、あれこれ考えました。

私の場合は歩いて帰ると4時間ほどかかります。空いている道を平常時に歩いたとしての時間ですので災害後ならもっとかかるでしょう。

そもそも道路や橋が通れるのかわかりませんし、大規模災害後の道路は何があるかわからないので歩くのは危険です。

 「大阪市北区ハザードマップ」 を見ていただければわかりますが、もし水害が発生している場合は大阪駅周辺は平地なのでこのように浸水危険地域が広範囲になります。淀川を渡れないかもしれません。

"津波・水害から命を守るために"水害ハザードマップ
(※大阪市各区水害ハザードマップ一覧へ移動します)

何よりたくさんの人が道路を歩くと、緊急車両の通行の妨げになって災害復旧作業の遅れにつながりかねません。

公共交通機関の運航停止による帰宅困難者は、この図のようにとんでもない人数になるようです。そう考えるとやはりむやみに移動せず、職場に戻って一時待機して、交通機関の再開を待つのが一番の様です。

ume帰宅3 帰宅困難者数の想定.jpg

そうなりますと、職場で一時待機できるような準備が必要ですね。

職場での一時待機の準備について大阪市から企業向けに、一斉帰宅の抑制と職場で何を準備するべきかが動画で紹介されています。

「STOP!一斉帰宅」 (※YouTubeへ移動します)

出典:大阪市ホームページ https://www.city.osaka.lg.jp/kikikanrishitsu/page/0000073235.html

※地域によって災害時の対応は変わってきます。必ずご自身のお住まいや職場の各自治体のHPを見ていただいて、ご自身の暮らしに合った災害対策をご確認ください。


では個人では何を準備するべきでしょう。職場の環境や場所によってずいぶん変わってきますが、一時待機に役立つものを集めたセットがあります。

自宅まで歩いて安全に戻れる場合であっても、長い距離を徒歩で帰るのは大変です。帰宅中に役に立つ全9アイテムを揃えたセットがあります。会社のロッカーに入れておいたり、いつも持ち歩いたり。セットに含まれるポーチにすべてが収まります。

ume帰宅040506.jpg

 ハンズオリジナル 帰宅困難者支援セット 税込4,378円

ポーチには余裕があるのでその他必要なものを入れられます。

その他、ハンズのオリジナル防災セットやお勧めの商品については「防災座談会」で詳しくご紹介していますので是非ご覧ください。

【防災座談会】 みんな、どんな備えをしているの?おすすめの防災アイテムも知りたい!

さて、家までの道のりが安全であれば徒歩で家に帰る場合もあると思います。災害の状況により注意が必要ですが、災害時の徒歩帰宅者を支援するために、「水道水」、「トイレ」、「道路情報等の情報」の提供をしていただいている店舗があります。

ume帰宅7 災害時帰宅支援ステーション.png

このシールが貼ってあるお店がご協力いただいているお店です。

探してみると多くのコンビニにこのシールが貼っており、近所のコンビニ8件中6件にありました。今まで気が付きませんでした。

ume帰宅08091011.jpg

また、大規模災害などの発生時に飲み物を提供できる自動販売機もあるそうなので探してみました。

こちらは路上では見つけられなくて、前回のブログでお世話になった西宮市役所の本庁舎1階にありました。

ume帰宅1213.jpg

こういうタイプの自動販売機は、内部に非常用バッテリーを内蔵しており、停電時はこのボタンを押したときだけ電源が入り一定時間は作動するタイプや、バッテリーがなくなっても扉を開けて中を操作すれば取り出せるタイプの物などがあります。

また黄色いカバーを外すと中に手回し式充電器があり、バッテリーがなくなった後も発電して自販機を動かして飲み物を取り出せるタイプもあります。機種によってはそこから携帯電話に充電できるものもあります。

ume帰宅14 自販機B.jpg

どちらも操作説明に「お金を入れてください」とは書いていなかったので、おそらく災害時には無料になるのでしょう。でも災害時から復興時には小銭がないと困るケースが多かったので(阪神淡路大震災で経験しました)、小銭と千円札は非常持ち出し袋に入れておくと何かと役に立つはずです。

電子決済は停電の時にはどうなるのでしょう?スマホが使えてもお店が停電していたら電子決済は出来るのでしょうか?また調べてみます。

災害はいつ起こるかわかりません。特に地震は台風や大雨と違って予想が出来ないので、家にいない時に遭遇するかもしれません。

今回は「外出先で被災して帰宅困難になったら」「職場での一時避難について」等、調べてみていろんな発見がありました。

皆様のご参考になれば幸いです。

次回は、今回お伝えする予定だった「救急救命講習について」のお話をさせていただく予定です。

ume帰宅15_店主.jpg

梅田店オカシュー

「これ、自分で直せないかな」「これ、もっと使いやすくできないかな」それ、できるかも!ちょっとぐらい失敗したって、自分でやったことなら納得できるはず。チャレンジするDIY心を持つ方を精一杯応援いたします。

この記事の関連タグ